ラグジュアリーブランドの中でも最高峰として知られているバッグと言えばHERMESの「バーキン(Birkin)」。
最高品質の選び抜かれた革素材と、職人たちの卓越した繊細な技術によって生み出されています。
世界的に高い人気を誇るバーキンですが、どのような素材が使われているかご存知でしょうか?
今回はバーキンに使われているポピュラーな革素材をピックアップしてご紹介したいと思います。
実はカラーによってだけでなく、素材の違いによっても雰囲気が大きく変わりますので、バーキンの購入をご検討される際に参考にしていただければ幸いです。
ーバーキンとは?
エルメス5代目社長ジャン=ルイ・デュマが、飛行機の中で女優ジェーン・バーキンと偶然隣り合わせたことをきっかけに誕生したバーキン。
ジェーンが多くの荷物を抱えている様子から、彼女のために収納力があり整理のしやすいバッグをデザインしたそうです。
1981年に誕生してから現在もなお、世界中の誰もが憧れる最高峰の名品バッグです。
トリヨンクレマンス
- Clemence Leather
以前は[ムー]と呼ばれていたトリヨンクレマンスは、他のレザーにはない柔らかさが特徴の雄成牛のレザーです。
トゴと同様に、HERMESのアイテム全般ではよく使われる素材の一つでもあります。
ソフトな質感ですが、実は耐久性があり傷がつきにくいのが特徴です。
また適度な重さと自然な光沢があり、革製品らしい高級感を感じさせます。
使い込むことでさらに柔らかく味わい深くなるため、長く愛用することで「革を育てる」という楽しみもあります。
トゴ
- Togo Leather
「ヴォー・クリスペ・トゴ」という正式名称を持つトゴは、雄仔牛のレザーです。
トリヨンクレマンスと同様に、HERMESのアイテムの中ではよく使われる素材の一つでもあります。
細かいシボ(凹凸)と、柔らかくしなやかな手触りが特徴です。
また耐久性にも優れ、傷も比較的目立ちにくい特性を持っています。
硬すぎず柔らかすぎない質感は型崩れしにくく、長く使用することでレザーが馴染んでいく経年変化を楽しめます。
ボックスカーフ
- Box Calf Leather
ガラス加工が施された光沢のある質感が特徴のボックスカーフは、生後6カ月以内の雄仔牛のレザーであることから牛革の中でも最高級品です。
他の牛革と比べて凹凸がなく傷がつきやすい素材ですが、リペアすることでその美しさを長期間保つことが可能です。
硬さと柔軟さの絶妙なバランスにより、形をしっかり保ちながらも使い込むことで徐々に手に馴染んでいきます。
時が経つにつれてアンティークのような深みのある風合いが楽しめるのも魅力のひとつです。
型崩れしない適度な硬さと表面の滑らかさは高級感があり、フォーマルなシーンにも最適です。
ヴォーエプソン
- Epsom Leather
ヴォーエプソンは、雄仔牛の皮から作られる型押しレザーです。
しっかりとした硬さとハリがあり形状が崩れにくいため、高級感を長く保ちながら使用することができます。
他の牛革と比べて非常に軽量であると同時に、水や汚れに対する耐性が高く扱いやすい特性があります。
さらに発色が非常に良く、鮮やかで美しい色合いを楽しむことができるのも魅力の一つです。
ヴォースイフト
- Swift Leather
ヴォースイフトは、非常に滑らかでソフトな質感が特徴の雄仔牛のレザーです。
使い込むほどに柔らかさが増し、経年変化を楽しむことができます。
滑らかながらも適度な耐久性があり、小さな傷などはリペアすることで目立ちにくくなります。
また発色が良く色を鮮やかに吸収しやすいため、特に明るい色が映える素材です。
使用するごとに自分だけの風合いに育てていく楽しみがあるのも魅力です。
今回はバーキンに使われている『牛革』を中心にご紹介しましたが、他にも『エキゾチックレザー』と呼ばれるワニ革(クロコダイル)やトカゲ革(リザード)、ダチョウ革(オーストリッチ)などもございます。
素材にお悩みの際はお気軽にご相談くださいませ。
バーキンを見る
MixTHINKSではバーキンの他にもHERMESのバッグを数多く取り揃えています。
ご紹介した素材はバーキン以外のバッグにも使用されるものもございます。
ぜひ素材にも注目してあなたにぴったりのアイテムを見つけてくださいね。
HERMESのバッグを見る